オーガニックコットンとは、化学薬剤を一切使わずに有機栽培され、

加工の段階でも化学処理をせずに作られた綿(無農薬有機栽培綿)のことです。

通常、綿の栽培には、非常に多くの化学薬剤が使われています。

まずコットンの種の段階で防虫剤、4月頃に植えてからは除草剤、

葉につく虫を駆除するために農薬、発育のために化学肥料が使われます。

そして綿の実がはじける8月頃に刈り取りですが、葉や茎の部分に葉緑素が

残っているため、そのまま刈り取ると白い綿の表面に緑のシミが付いて、

コットンのランクが下がってしまいます。

そこで8月の時点で枯葉剤などを空中散布し、人工的に葉や茎を枯らして

刈り取ります。そのほかコットンを糸や生地にする際にも、糸切れを防ぐために

化学糊、染色しやすいようにコットンの本来の油分をとり、化学染料、防縮加工剤、

柔軟仕上げ剤などで加工をおこないます。

オ−ガニックコットンは、化学肥料の代わりに有機肥料、除草剤の代わりに

人による除草作業、農薬の代わりに昆虫などによる害虫駆除、刈り取りは、

茎や葉が自然に枯れる11月まで待ち、紡績や加工も糸切れを防ぐために、

機械の速度を通常の半分ほどのスピ−ドに落として行います。

その他化学薬剤の代わりには、蜜蝋、小麦粉、菜種油、果汁などを

使用しています。

化学薬剤によって栽培や生産の効率、量を調節するのではなく、植物が本来もつ

成長するエネルギ−を大切にしています。